超小型人工衛星の開発と利用Nakasuka/Funase, Intelligent Space Systems Lab

研究テーマと特徴

  • 世界初の超小型衛星を開発、世界をリード
  • 培った技術と経験により宇宙開発新規参入のための教育サービスを展開
  • 近年発展著しい宇宙ビジネス関連技術を開発、その後の事業化を支援

研究の内容

 従来の宇宙開発の枠組みにとらわれず、新しいアイデアで革新的な宇宙システムの研究開発を目指しています。特に、計 9 機の打上げに成功した超小型衛星の分野では世界をリードしており、実利用に向けた技術開発と利用開拓を精力的に進めています。また、宇宙開発後進国や宇宙事業への新規参入希望企業に対する宇宙教育サービスも展開しています。さらに、近年発展著しい宇宙ビジネスにて地球観測衛星や IoT 通信衛星の分野などで、複数の事業立ち上げを支援しています。

世界初の超小型衛星の開発により世界をリード

現在の超小型衛星開発ブームの先駆けとして 2003 年に世界初の 1kg, 10cm 角衛星である超小型衛星を打上げ。2014 年に世界初の超小型深宇宙探査機、2018 年に世界初の専用ロケットでの超小型衛星打上げなどコンスタントに世界初の成果で業界をリード。2020 年には NASA ロケットでの月探査を実施予定。研究室のビジョンと技術力が注目を集めている。

宇宙教育サービス

2019年 2 月にベトナム宇宙機関に対する教育プログラムの成果として超小型地球観測衛星の打ち上げに成功。現在ルワンダ政府と衛星開発や e-learning を含む教育プログラムを実施中。また、宇宙事業に新規参入したい福井県等企業に対して教育サービスを提供。宇宙産業の裾野拡大に尽力している。

宇宙ビジネス関連技術開発、事業化を支援

宇宙業界で第一線級の経験豊富な技術者を研究室に集約し、海外を中心に多くのベンチャーが進出している宇宙ビジネスを視野に技術開発を遂行。宇宙事業立ち上げを目指す起業家や投資検討中のベンチャーキャピタルへのアドバイス、宇宙システム概念設計支援、宇宙利用ビジネスモデル検討支援を実施。既に複数の事業立ち上げを支援している。変遷が早いビジネスニーズに対応した短期での軌道上実証が実現可能な枠組みを構築 (1年以内の軌道上実証が可能 )。

東京大学 大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻

教授 中須賀 真一

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東京大学国際オープンイノベーション機構
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