生活用IoT・豊島ライフスタイル寄付研究部門YASHIRO Lab

研究テーマと特徴

  • 異なるクラウドサービス間の連携を可能とする”IoT Exchange“の開発
  • デザインと工学の連携から、新たな技術シーズの発見や社会課題解決を目指す“豊島ライフスタイル寄付研究部門”の設立・運営

研究の内容

生活用 IoT

野城研究室は、異なるメーカーやクラウドサービスの境界を越えてモノとモノを安全に連携制御する仕組みとして、IoT 相互接続プラットフォーム「IoT Exchange(アイオーティー・エクスチェンジ)」を開発し、BizMobile(ビズモバイル)株式会社が実用化しました。

IoT-Exchange 概念図

IoT Exchange の立ち位置は、クラウド事業者・サービス提供事業者・エンドユーザー間を結びつける場(Exchange)を提供することである。1) 共通 API を使用することで、サービス提供事業者が異なるクラウドサービスやデバイスの差異を気にせずIoT 連携サービスを利用できる環境の提供。また、2) サービス実行前の安全性確認を行う「関所サービス」による横通しの安全性提供、3) 安価な価格設定、によって市場の立ち上がりを阻害している課題を解決した。

豊島ライフスタイル寄付研究部門

豊島(とよしま)株式会社の寄付金を基に設立された、豊島ライフスタイル寄付研究部門では、ファッションという領域にとどまらず、スマートテキスタイルによる機能性ウェアや人体拡張、IoT活用からスマートハウス検討まで、広範な分野での社会課題解決と技術シーズ探索を行っています。

ファッション業界においては、ファッションというくくりで消費の変化を捉えることはすでにできなくなっており、産業をさらに発展させるために、消費者の生活や日々の行動などすべてに関わる出来事を丁寧に見つめ、ライフスタイル全般を捉え直す必要性が生じています。本研究部門では、ファッション業界あるいは社会が抱える課題の解決に貢献する技術の種(シーズ)を、東京大学の工学系の基礎・応用研究の中から探索し、試作(プロトタイピング)を繰り返して、実用化や事業化への道を探る研究を進めます。

東京大学 生産技術研究所

教授 野城 智也

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東京大学国際オープンイノベーション機構
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